ダイエット

なぜピラティスで内臓脂肪が燃焼する?効果の理由とおすすめの始め方

「最近、お腹がぽっこりしてきた…」

その原因はもしかしたら”内臓脂肪”かもしれません。

内臓脂肪は胃や腸などの内臓につく脂肪で、過剰になると生活習慣病を引き起こすことも。そんな危険な内臓脂肪は燃焼させてしまいたいですよね。

でも、運動は苦手だし…という方も、安心してください。

ピラティスは、内臓脂肪を燃焼させる効果も期待できるんです。

監修者情報

本記事は、理学療法士兼PHIピラティスマスタートレーナーである「戸田圭哉」監修監修のもと執筆されています。

運営元のピラティススタジオ『ルルト』は、理学療法士が在籍する株式会社理学ボディが運営しており、医療・運動の両面から身体の悩みにアプローチしています。

監修者情報

本記事は、PHIピラティスマスタートレーナー兼理学療法士である「戸田圭哉」監修監修のもと執筆されています。

運営元の【マシンピラティススタジオ ルルト】は、理学療法士が在籍する株式会社理学ボディが運営しており、医療・運動の両面から身体の悩みにアプローチしています。

ピラティスで内臓脂肪が燃焼?基礎知識と人気の理由

ピラティスで内臓脂肪を燃焼できる理由を理解するには、ピラティスの基礎知識を知ることが大切です。

まず、ピラティスの基礎やヨガとの違いについて見ていきましょう。

ピラティスの起源と基本的な考え方

ピラティスは、20世紀初頭にドイツ出身のジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティス(1883–1967)によって考案されたエクササイズ法です。

第一次世界大戦中、彼はイギリスの収容所で仲間の健康維持のために運動指導を行い、その経験から独自の身体訓練法「コントロロジー(Contrology)」を体系化しました。

ピラティスでは、呼吸や姿勢、体幹の安定を重視し、心身のバランスを整えることを目的としています。

もともとリハビリや身体の調整に用いられてきたことから、運動が苦手な方や体の自由が効きにくい方でも無理なく体を整える運動法として、広く普及しています。

ヨガとの違い

ピラティスヨガは、しばし混同されることがありますが、実は明確な違いがあります。

 ピラティスヨガ
成り立ちケガ人のリハビリ宗教的思想に基づいた修行法
呼吸法胸式呼吸腹式呼吸
エクササイズ流れるように動き続けるポーズをキープし深めていく

ピラティスは、ケガ人のリハビリなどを目的として考案されました。

一方、ヨガは約4500年前、瞑想や修行の一環としてインドで発祥しました。

ピラティス胸式呼吸ヨガ腹式呼吸を行います。

どちらも深い呼吸を行いますが、効果には大きな違いがあります。

  • 胸式呼吸…交感神経を優位に、集中力を高める
  • 腹式呼吸…緊張が和らぎ、リラックスできる

内臓脂肪を効率よく燃焼させるなら、基礎代謝を高めるピラティスが最適です。

リラックス効果を得たいならヨガを取り入れるとよいでしょう。

なぜ内臓脂肪の燃焼や姿勢改善に注目されるのか

ピラティスのエクササイズは、内臓脂肪の燃焼姿勢改善に役立つと言われています。

その理由のひとつは、ピラティスが骨盤を中心に全身をバランスよく動かす運動法だからです。

骨盤は上半身と下半身をつなぐ部分であり、さまざまな役割を担っています。

  • 全身のバランスを整える
  • 内臓を正しい位置に支える
  • 上半身と下半身を支える
  • 座位で体を安定させる
  • 歩行時の衝撃を吸収する

骨盤がゆがむと、内臓が本来の位置からずれ、消化機能や代謝の低下につながることがあります。

ピラティスで、体幹の筋力が強化されることで、内臓が本来の位置で保持され、姿勢が整います。

その結果、血流や代謝が促され、脂肪が燃えやすい体づくりにつながると考えられています。

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ピラティスで得られる内臓脂肪の燃焼と主な効果

「ピラティスって本当に内臓脂肪を燃焼するの?」「ほかにも効果はある?」そんな疑問もあるでしょう。

ここでは、ピラティスが内臓脂肪燃焼に効果的な理由と、そのほかに得られる効果についてお話します。

効果的なエクササイズも紹介するので、ぜひ試してくださいね。

内臓脂肪の燃焼と基礎代謝アップ

なぜピラティスが内臓脂肪の燃焼と基礎代謝アップに役立つのでしょうか。

その秘密のひとつが、ピラティスのエクササイズ中に行う呼吸法「胸式呼吸」です。

【胸式呼吸のやり方】

  • 姿勢を正し、お腹に力を入れて鼻から息を吸い込みます
  • 胸が膨らみ、肋骨が広がるのを感じたら、口から息を吐きます

胸式呼吸は肋骨を大きく動かすことによりインナーマッスルを刺激し、体の内側から筋肉を鍛えます。

体の深部からエネルギーを消費することで、基礎代謝もアップ。

内臓脂肪の燃焼をサポートします。

運動が苦手でも、時間がなくても、呼吸を意識するだけで体の内側から筋肉を刺激できるのが、ピラティスの魅力といえるでしょう。

体幹強化による姿勢改善

胸式呼吸とともに骨盤底筋腹横筋多裂筋横隔膜など体の内部の筋肉を鍛えると、体幹が強化され、骨盤が整います。

体幹を強化すると、骨盤や背骨が安定するので、意識しなくても美しい姿勢が保てるようになります。

【体幹を強化するエクササイズ】

  • プランク
  • サイドプランク
  • スイミング
  • テーブルトップ

プランクテーブルトップ初心者でもやりやすいエクササイズです。

少しずつ取り入れてみるとよいでしょう。

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体のラインが整う

ピラティスで体幹を強化すると、姿勢が改善され、体のラインが整ってきます。

腰回り・お腹周りが引き締まり、体重は変わっていないのに見た目がスッキリし、スリムに見える効果があります。

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一般的な筋力トレーニングとは違い、しなやかな体型を目指せるため、モデルや芸能人など、有名人に愛好者が多いのはこのためです。

【インナーマッスルを鍛えるエクササイズ】

  • ドローイン
  • バードドッグ
  • キャット&カウ

エクササイズをしっかりと行っても、筋肉痛が起こらない場合もあります。

筋肉痛にならないと、効いているの?と心配になるかもしれませんが、もともと体に大きな負担をかけるエクササイズではありません。

深い胸式呼吸を意識し、丁寧な動作を心がけることでインナーマッスルはしっかりと刺激されます。

柔軟性アップと肩こり・腰痛の軽減

筋肉や関節の柔軟性がないと、肩こりや腰痛を感じやすくなります。

肩こりの人なら背中や肩回り、または肩甲骨を、腰痛の人ならもも裏やお尻、腰回り、背中の筋肉が硬くなっているかもしれません。

柔軟性がアップすると硬くなった筋肉が動き、関節の可動域が広がり動きやすくなります。

【肩こり・腰痛軽減におすすめなエクササイズ】

  • リバースプランク
  • マーメードストレッチ
  • ヒップロール
  • ウォールストレッチ

これらのエクササイズは、筋肉のこわばりを軽減するだけでなく血行促進にもつながり、さらに肩こり・腰痛の軽減に効果的になりますよ。

ピラティスの内臓脂肪燃焼効果を上げるポイント

ピラティスはインナーマッスルを鍛え、基礎代謝をあげることで内臓脂肪の燃焼に役立ちますが、それだけでは効果が見えにくいと感じることもあるかもしれません。

ここからは、ピラティスの効果をさらにアップさせるポイントを3つ紹介します。

  • 食事改善
  • 有酸素運動
  • 継続

この3つのポイントをピラティスと組み合わせると、内臓脂肪燃焼効果が高まり、うれしい結果を手に入れることができるでしょう。

食事改善と組み合わせて効果を最大に

内臓脂肪を燃焼させ減らすには、食事改善はマストです。

ポイントは、糖質・脂質・タンパク質の摂取量とバランスです。

まず、糖質と脂質の摂りすぎに気をつけましょう。

【糖質・脂質の摂りすぎを防ぐポイント】

  • 白米より玄米、雑穀米を選ぶ。パンや麺は控えめに
  • 調理法は焼き、蒸し、茹でを中心に、揚げ物は避ける
  • 間食、甘いドリンクは控える
  • 野菜から食べる

反対に、糖質や脂質を完全にカットしてしまうのは、よくありません。

食事の際に少し意識するだけでもOKです無理のない範囲で心がけましょう。

また、タンパク質は毎食摂取するように意識しましょう。

タンパク質の吸収率が高まるのは運動後30分以内と言われています。

ピラティスでしっかり体を動かしたら、プロテインや食事でタンパク質を摂取しましょう。

これらを心がけ実践し、ピラティスを取り入れることで内臓脂肪燃焼の高まりが期待できるでしょう。

有酸素運動との併用は効果的?

ピラティスは有酸素運動無酸素運動、両方の側面を持っています。

さらに有酸素運動を組み合わせることでより効果を高められる可能性があります。

順番としては、ピラティスを先に行い、続いてウォーキングなどの有酸素運動をするのが効果的です。

ピラティスで姿勢を整えたあと、ウォーキングを行うことでより高い効果が期待できます。

続けやすいスケジュールの組み方

ピラティスの大切なポイントに「継続」があります。

とはいえ、忙しい毎日、時間をとってピラティスを行うの難しいし、続けられるか心配…という方も多いのではないでしょうか。

たしかに、ピラティスは1回30分~60分行うのが一般的ですし、週に2回より3回の方が効果があります。

しかし、無理する必要はありません。

最初は1日10分から始めてもいいのです。

ピラティスには5分~10分程度の隙間時間でできるトレーニングや、デスクに座ったままできる「デスクピラティス」など多様なスタイルがあります。

たとえばスクールに通うのは週1回ほかの日は隙間時間で自己トレーニングなど無理のないスケジュールを組むことが続けるポイントです。

ピラティスで内臓脂肪を燃焼して理想の体型へ

内臓脂肪を減らしてスリムな体を手に入れたいなら、体を内側から整える意識を持つことが大切です。

ピラティスは骨盤を矯正し、姿勢を改善するだけでなく、柔軟性向上、筋力アップなどにより内臓脂肪の燃焼にも効果があります。

また、ピラティスは体に負担が少なく、運動が苦手な方でも無理なく続けられるのが魅力です。

「体を変えたい」と思った今こそ、ピラティスを始めるチャンスです。

ピラティスの効果をしっかり実感するためには、正しいフォームと継続がポイント。

体験レッスンオンライン動画を活用すれば、初心者でも安心してスタートできます。

ピラティスは、体の内側から健康を整え、姿勢とボディラインの両方を美しくする理想的なエクササイズです。

まずは1日10分から、始めてみませんか。

luluto

この記事の著者・運営者:マシンピラティススタジオ ルルト

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