お悩み別ピラティスの効果

ストレートネックにピラティスが効く理由|正しい姿勢と呼吸で首のカーブを取り戻す

長時間のスマホやデスクワークで首が前に出てしまう──

そんな「ストレートネック」に悩む方が増えています。

「整体に通ってもすぐ戻ってしまう」「肩こりや頭痛が治らない」と感じている方は、原因は“姿勢のクセ”かもしれません。

ピラティスは、首や背骨、骨盤の歪みを整えながら、呼吸を通して体の軸を安定させるエクササイズです。
ストレートネックを根本から改善したい方には、とても効果的な方法です。

この記事では、ピラティスがストレートネックにどのように働きかけるのか、その理由と具体的なアプローチ方法をわかりやすく解説します。

監修者情報

本記事は、理学療法士兼PHIピラティスマスタートレーナーである「戸田圭哉」監修監修のもと執筆されています。

運営元のピラティススタジオ『ルルト』は、理学療法士が在籍する株式会社理学ボディが運営しており、医療・運動の両面から身体の悩みにアプローチしています。

監修者情報

本記事は、PHIピラティスマスタートレーナー兼理学療法士である「戸田圭哉」監修監修のもと執筆されています。

運営元の【マシンピラティススタジオ ルルト】は、理学療法士が在籍する株式会社理学ボディが運営しており、医療・運動の両面から身体の悩みにアプローチしています。

ストレートネックとは?

ストレートネックとは、頭を支えるための首のカーブが失われ、顔が前に出てくる状態を指します。

スマホ首とも呼ばれ、長時間スマートフォン操作やデスクワークなど、前かがみ姿勢を続ける方に多く見られます。

ストレートネックになると、首や肩のこり、頭痛、めまいなどの慢性的な不調を感じやすくなります。

戸田先生

不調が起こる原因は、約5kgもある頭を常に前方で支えるため、首や肩の筋肉に過度な負担がかかるためです。

ストレートネックの原因

ストレートネックの原因は、日常生活における姿勢の悪さにあります。

特に前のめりの姿勢を長時間続けている人ほど、ストレートネックになりやすい傾向があります。

デスクワークによる前かがみ姿勢

パソコン画面を覗き込むように見たり、下を向いた姿勢を取り続けることから、首への負担が大きくなります。

また、長時間同じ姿勢を保つため、首や肩・背中などの筋肉が固まりやすいのも原因の一つです。

猫背姿勢

猫背姿勢の方は、背中から首が前方に丸まった状態になりやすく、ストレートネックを招きやすい姿勢です。

上半身の筋肉が凝り固まるため、まっすぐな姿勢が保てず、次第に前傾姿勢が定着してしまいます。

スマホ操作による「うつむき姿勢」

スマホ首と呼ばれるように、長時間のスマホ操作も大きな原因です。

長時間うつむき姿勢のまま動画を観たり、画面をスクロールしたりするため、首のカーブが失われやすくなります。

呼吸の浅さ

前かがみの姿勢を長く続けていると、胸郭(肋骨まわり)が硬くなり、浅い呼吸になりやすくなります。

呼吸が浅くなると、呼吸に関わる筋肉(横隔膜・肋間筋)の動きが悪くなり、首まわりの筋肉に過剰な負担がかかります。

ストレートネックによる不調

首への負担が大きくなると、次のようなさまざまな不調が起こる可能性が高まります。

  • 肩こり
  • 首こり
  • 頭痛
  • 目の疲れ
  • めまい
  • 手のしびれ
  • 倦怠感
  • 自律神経の乱れ
  • 顔のむくみ
  • フェイスラインのたるみ

慢性的な肩こり首こり、なんとなく疲れが取れずダルさが続くのは、ストレートネックが原因かもしれません。

ストレートネック改善には「胸椎の柔軟性アップ」がカギ

首のカーブを取り戻すには、実は背中の上部である「胸椎の動き」が重要です。

背中が硬いと首だけで動きを補おうとしてしまうため、痛みやこりが悪化してしまいます。

ピラティスの動きでは、胸椎の伸展・回旋をしなやかにするため、首が正しい位置に戻りやすくなります。

ピラティスでストレートネックが改善される理由とは

ピラティスはストレートネックの原因となる姿勢の悪さを改善し、深い呼吸へと導きます。

ここでは、ストレートネック改善にピラティスが有効な理由を6つ解説します。

首の自然なカーブを意識して動かすから

ピラティスでは、首を正しい位置に戻すために、首の自然なカーブを意識して動かします。

「首の後ろを長く保つ」「あごを軽く引く」といったことを意識することで、前に出た頭の位置を正しいポジションへ戻す練習になります。

首のカーブを意識して動かすことで、首を支える筋肉をバランスよく使えるようになり、自然な首のラインを取り戻すことができます。

肩甲骨の可動域を広げるから

ストレートネックになっている方は、肩甲骨が固くなっている場合が多いです。

ピラティスでは、肩甲骨や背骨を連動させて動かすため、可動域が広がり、首や肩への負担が軽減されます。
さらに、肩甲骨の動きが改善されると、猫背姿勢の解消にも役立ちます。

姿勢を根本から改善できるから

ピラティスでは、体の軸となるインナーマッスルをバランスよく強化できます。

猫背姿勢や前傾姿勢の方は、インナーマッスルをうまく使えていないことが多いため、ピラティスで骨盤底筋群腹横筋などのインナーマッスルが強化されると、姿勢が安定し、ストレートネックの改善に大きく役立ちます。

体の歪みを整えられるから

ピラティスは全身のバランスも整えられるエクササイズです。

実は、ストレートネックは、首だけの問題ではなく、背骨・骨盤・肩甲骨など体全体の歪みの連鎖によって起こる場合があり、その歪みの改善にインナーマッスルの強化は有効です。

インナーマッスルを鍛えることで、骨盤の傾きや背骨の正しい並び、肩の位置を整えることで体の歪みを修正します。

歪みが整うと、自然と首の位置も正しい位置に戻っていきます。

柔軟性を高めて筋肉を緩めるから

ピラティスでは、凝り固まっていた筋肉を緩める動きをするため、柔軟性の向上にも効果的です。

ストレートネックや猫背の人は、背骨や肩・首の関節の動きが制限されていることが多いです。

柔軟性が高まることで、筋肉が本来の動きを取り戻し、正しい姿勢を自然と保てるようになります。

呼吸法を学べるから

ピラティスでは、動きと呼吸を重要視します。

胸式呼吸で、肋骨まわりや胸椎(背骨の上部)を動かすことで、胸郭が広がり、自然と背筋が伸びて姿勢が整いやすくなります。

また、ピラティスの呼吸法を習得すると、首や肩の余分な力が抜け、リラックスした状態で姿勢を保つ感覚が身につきます。

この状態が、首の緊張を和らげ、ストレートネックの悪化を防ぐことにつながります。

ストレートネック改善に効果的なピラティスレッスン

ピラティスでストレートネックを改善するためには、正しい呼吸法と正しくインナーマッスルに働きかける動きを学ぶことが大切です。

ここでは、効果的に鍛えられるレッスン方法を紹介します。

マシンピラティス

マシンピラティスは、スプリング(バネ)の抵抗や補助を使いながら、自分の体に合った強度と角度でエクササイズを行えるのが大きな特徴です。

機械が動きをサポートしてくれるので、体の歪みや左右差を感じている方体の使い方が偏っている方でも安心して始められます。

また、マシンが動きをガイドするため、姿勢の正しい感覚が身につけられるのも大きなメリットです。

正しい姿勢で安全に鍛えられるため、首への負担を最小限にしつつ、本来の自然なカーブを取り戻す練習ができます。

パーソナルレッスン

ストレートネックは、人によって原因や姿勢のクセが異なるため、一人ひとりの体に合わせた調整が必要です。

パーソナルレッスンならば、インストラクターがあなたの姿勢を細かくチェックし、首に負担をかけない動き方をオーダーメイドで指導してくれます。

その上、自分にあったレッスン構成なので、最短で効果を実感できるでしょう。

また、体の変化をインストラクターと一緒に確認できるため、変化を実感しやすいメリットもあります。

「できるようになった」「姿勢が楽になった」と感じられると、継続するモチベーションになるでしょう。

ピラティスでストレートネックを改善し快適な姿勢を手に入れよう

ストレートネックは、放置すると慢性的な首や肩の不調につながります。

ピラティスで首だけでなく全身のバランスを整えることで、根本的な改善を目指すことができます。

特に、マシンピラティスやパーソナルレッスンでば、自分の体に合った正しい姿勢や動かし方を学べるため、首の自然なカーブを無理なく取り戻せます。

首の痛みや慢性的な不調に悩んでいる方は、ぜひピラティスを日常の習慣に取り入れてみてください。

まずは体験レッスンで、自分の体がどのように変わるかを感じてみてください。

luluto

この記事の著者・運営者:マシンピラティススタジオ ルルト

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