更年期×ピラティス

ピラティスで更年期の頭痛を改善!呼吸と姿勢でスッキリ軽い体へ

「こめかみがズキズキする」「頭が重くて動けない」「肩こりから頭痛に発展する」

更年期に入り、以前より頭痛が増えたと感じていませんか?

更年期の頭痛は、ホルモンバランスの変化自律神経の乱れ筋肉のこわばりなどが重なって起こる非常に複雑な症状です。

そのため薬を飲んでも一時的にしか改善しないことも多く、「根本的にどうにかしたい」と悩む女性は少なくありません。

そこで注目されているのが ピラティスによる頭痛改善 です。

ピラティスは、呼吸・姿勢・筋肉のバランスを整える運動で、頭痛の発生源になりやすい次の3つにアプローチできます。

  • 首・肩の緊張
  • 血流不足
  • 自律神経の乱れ

さらに、専用マシンを使った マシンピラティスのパーソナルレッスン なら、体の状態に合わせて無理なく動けるため、更年期の不調がある方でも安心して続けられます。

この記事では、更年期に頭痛が起こるメカニズムと、ピラティスによる改善方法を分かりやすく紹介します。

監修者情報

本記事は、理学療法士兼PHIピラティスマスタートレーナーである「戸田圭哉」監修監修のもと執筆されています。

運営元のピラティススタジオ『ルルト』は、理学療法士が在籍する株式会社理学ボディが運営しており、医療・運動の両面から身体の悩みにアプローチしています。

監修者情報

本記事は、PHIピラティスマスタートレーナー兼理学療法士である「戸田圭哉」監修監修のもと執筆されています。

運営元の【マシンピラティススタジオ ルルト】は、理学療法士が在籍する株式会社理学ボディが運営しており、医療・運動の両面から身体の悩みにアプローチしています。

更年期に頭痛が起こりやすくなる理由

更年期の頭痛は、単なる“片頭痛”や“肩こり”ではなく、体の内側で起こるさまざまな変化が複雑に絡み合っています。

ここでは、代表的な原因を3つに分けて整理します。

ホルモンバランスの変化による血管の拡張・収縮

更年期には女性ホルモン「エストロゲン」が急激に減少します。

エストロゲンは、血管内皮の働きを整え、血管の拡張・収縮を安定させる役割を担っています。

そのため、閉経前後にエストロゲンが減ると 血管の調節機能が低下し、反応が不安定になりやすくなります。
こうした血管反応の乱れによって、頭痛が起こりやすくなるのです。

特に “ズキズキと脈を打つような頭痛” は、血管の急な変化によって引き起こされることが多いと言われています。

日本頭痛学会の『慢性頭痛の診療ガイドライン2021』では、
「女性ホルモンの変動は片頭痛の誘発因子」とされています。
特に月経前後や更年期など、エストロゲンが低下する時期に片頭痛が起こりやすくなることが知られています。

首・肩こりからくる緊張性頭痛

スマートフォン・パソコン作業・下を向く姿勢が習慣化すると、首や肩の筋肉が固まり、緊張性頭痛が発生することがあります。

更年期は筋肉の柔軟性が低下しやすいため、同じ姿勢でいるだけでも血流が滞りやすく、頭痛が慢性化しやすいのが特徴です。

自律神経の乱れとストレス

ホルモンバランスが変化すると、自律神経にも影響が及びます。

自律神経が乱れると、次の変化が起こりやすく、これが頭痛の引き金になることもあります。

  • 体温調節がうまくいかない
  • 呼吸が浅くなる
  • 筋肉がこわばりやすい

これらに加え、ストレス疲れが溜まると、さらに頭痛が強くなる悪循環に陥りやすくなります。

頭痛を和らげるために重要なポイント

更年期の頭痛は、ホルモンだけでなく姿勢や筋肉の状態、自律神経の乱れなど、複数の要因が重なって起こります。

だからこそ、一つの対策だけでなく 「姿勢・呼吸・血流」 を同時に整えることが大切です。

ここでは、日常生活で意識しておくべきポイントを紹介します。

姿勢と筋肉のこわばりを改善する

頭痛の大きな原因のひとつが 首・肩の緊張 です。
スマホやパソコン作業が続くと、自然と頭が前に出る姿勢になり、首の付け根や肩の筋肉が硬くなります。

この緊張が血流を妨げ、頭痛の引き金になります。

改善のコツは以下の通りです。

  • 1時間に1回は姿勢をリセット
  • 胸を開くストレッチ
  • 肩甲骨を大きく動かして背中の緊張をほぐす
  • 首に負担がかからない姿勢を意識

ピラティスは、これらの姿勢改善に最適で、体のラインを整えながら自然と頭痛を起こしにくい状態を作ることができます。

深い呼吸で脳の緊張をゆるめる

ストレスや疲れが溜まると呼吸が浅くなり、脳が“緊張モード”のままになってしまいます。

深い呼吸を行うことで副交感神経が働き、筋肉と脳の緊張がゆっくりと解けていきます。

おすすめは「吸う 4秒 → 吐く 6秒」 の呼吸リズム。

たった1〜2分行うだけで、頭が軽くなることもあります。

ピラティスで行う胸式呼吸は、自律神経の乱れや頭痛改善に特に相性が良い呼吸法です。

適度な運動で血流を整える

運動不足は、頭痛を悪化させる大きな原因です。

筋肉が動かないと血流が滞り、脳へ送られる酸素が不足しやすくなります。

  • ゆっくり歩く
  • 深く呼吸する軽いストレッチ
  • 肩甲骨や背骨を動かすエクササイズ

こうした軽めの運動を続けるだけでも、頭痛の予防効果は十分にあります。

特にピラティスは、強い負荷をかけずに 呼吸+背骨+肩甲骨 を大きく動かすため、頭痛改善に必要な要素がしっかり揃っています。

マシンピラティス・パーソナルレッスンで安全に体を整える

更年期による頭痛は、その日の体調によって症状の強さが変わりやすいため、無理のない範囲で体を整えられる運動が理想的です。

マシンピラティスのパーソナルレッスンは、まさにそうした悩みに寄り添うメソッドです。

専用マシンが身体を適切な方向へ導いてくれるため、自力では意識しづらい姿勢や動きを安全に再現でき、負担をかけずに筋肉や関節を整えられます。

マシンが姿勢や動きのゆがみをサポート

ピラティス専用マシンは、スプリングの抵抗を利用しながら、体が安定して動けるよう設計されています。

この機能により、背骨や骨盤が正しい位置に保たれたまま動くことができ、首や肩に余計な力が入りにくくなります。

頭痛の多くは姿勢の崩れから生じているため、マシンによるサポートは非常に効果的です。

戸田先生

自分では気づきにくい動きの癖が自然と修正され、体全体の連動性が高まり、頭にかかる負担も軽減されていきます。

その日の頭痛や体調に合わせたレッスン

更年期は、頭痛の強さや疲労感が日によって大きく変わるため、その日の体調に合わせてレッスン内容を調整できるパーソナル形式が特に向いています。

頭が重く感じる日は、呼吸を深める動きを中心にして体の緊張をゆっくりほぐし、肩や背中が張る日は、肩甲骨や背骨を滑らかに動かすエクササイズを多めに行うなど、細やかな調整が可能です。

無理をせず、その日できる範囲で体を整えていくスタイルなので、体力に不安がある時期でも安心して続けられます。

継続で「頭痛が起こりにくい体」の土台づくり

マシンピラティスを継続すると、背骨の動きが滑らかになり、呼吸が深まり、自律神経が安定しやすくなります。

こうした変化が積み重なることで、頭痛の根本となる姿勢の崩れや肩こりが改善し、少しずつ頭痛が起こりにくい体へと変わっていきます。

強い負荷をかける運動ではなく、心地よい強度で体を整えるため、精神的なストレスも軽減され、気持ちの面でも軽さを感じられるようになります。

更年期の揺らぎを丁寧に受け止めながら、穏やかに体を立て直していけるのが、マシンピラティスの大きな魅力です。

日常でできる頭痛予防のセルフケア

更年期の頭痛は、ホルモンバランスの揺らぎだけでなく、生活の中で積み重なる疲労や姿勢の乱れによって悪化しやすくなります。

ピラティスで体を整えつつ、普段の過ごし方にも気を配ることで、頭痛の起こりにくい落ち着いたコンディションを保てるようになります。

呼吸を整える簡単エクササイズ

頭痛が強まると呼吸が浅くなり、体が緊張したままの状態になります。

そのような時は、意識してゆっくりと呼吸を整えることがとても有効です。

背筋を軽く伸ばし、胸の中央に空気を送り込むように息を吸い、時間をかけて静かに吐き出す流れを数回繰り返すことで、肩や首まわりの強張りがゆるみ、脳に酸素が行き渡りやすくなります。

このシンプルな呼吸法は、自律神経を落ち着かせる効果があり、ほんの数分取り入れるだけでも頭の重さが和らぎやすくなります。

首・肩・目の疲れをためない生活習慣

更年期の頭痛は、首や肩のこりが積み重なった結果として現れることも多いため、日常的に筋肉の疲労を溜め込まないことが重要です。

同じ姿勢が続くと筋肉が固まりやすくなるため、パソコンやスマホを使う時間が長い日は、時折ゆっくり肩を回したり、首の付け根を伸ばすように軽くストレッチを挟むと良いでしょう。

目の疲れも頭痛の大きな引き金になるため、画面から視線を外して遠くを見る時間を作ったり、室内の明るさを調整するなど、目に負担をかけない工夫も役立ちます。

小さなリセットをこまめに挟むだけで、筋肉の緊張が蓄積せず、頭痛の予防につながります。

睡眠・食事・水分で体調を安定

体調が不安定になりやすい更年期は、生活リズムを整えることが頭痛予防の鍵になります。

特に睡眠は自律神経を回復させる大事な時間で、就寝前にスマホを見る習慣を減らしたり、ベッドに入る1時間前に部屋の明かりを落とすなど、自然に眠りへと移行できる環境を作ることが効果的です。

食事面では、野菜や海藻、発酵食品など体にやさしいものを意識し、極端に冷たいものを避けて体を冷やさないよう気をつけると、血流が整い頭痛の軽減につながります。

また水分不足も頭痛を悪化させるため、喉が渇く前に少しずつ水を飲む習慣を身につけることで、血液が巡りやすくなり、頭が重くなるのを防ぐことができます。

まとめ

更年期の頭痛は、ホルモンバランスの変化や自律神経の乱れ、姿勢の崩れなどが重なって起こるため、根本から整えるケアが大切です。

ピラティスは、深い呼吸と姿勢の改善を通じて首や肩のこわばりをほぐし、自律神経を落ち着かせることで、頭痛が起こりにくい体へと導いてくれます。

さらに、マシンピラティスのパーソナルレッスンは、体調が揺らぎやすい更年期でも無理なく取り組めるのが大きな魅力です。

正しい動きをサポートしながら、負担なく身体を整えられるため、継続してケアしやすく、頭痛の改善にもつながります。

「つらい頭痛を少しでも軽くしたい」と感じている方は、ぜひピラティスを取り入れてみてください。

毎日がすっと軽くなるような感覚を実感しやすくなります。

luluto

この記事の著者・運営者:マシンピラティススタジオ ルルト

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