「ふと立ち上がったときにふらつく」「頭が重く、地面が揺れるような感覚がある」そんなめまいの症状に悩まされていませんか?
更年期に入ると、ホルモンバランスや自律神経の乱れによって、めまいや立ちくらみを感じる女性が増えます。
一時的なものでも、繰り返すうちに外出や仕事に支障をきたすこともあり、原因がわからない不安に悩む方も少なくありません。
そんな不調をやさしく整える方法として注目されているのが、ピラティス です。
ピラティスは、呼吸と姿勢を意識しながら体幹を鍛える運動で、自律神経のバランスを整え、血流を改善する効果が期待できます。
特に更年期特有の「自律神経の乱れ」や「血流不足」が原因のめまいには、体の内側から働きかけるピラティスが効果的です。
さらに、専用マシンを使った マシンピラティスのパーソナルレッスン なら、体に無理をかけずに姿勢と呼吸を整えられるため、めまいを起こしやすい方でも安心して続けられます。
この記事では、更年期に起こるめまいの原因と、ピラティスで体のバランスを整える方法をわかりやすく紹介します。
本記事は、PHIピラティスマスタートレーナー兼理学療法士である「戸田圭哉」監修監修のもと執筆されています。
運営元の【マシンピラティススタジオ ルルト】は、理学療法士が在籍する株式会社理学ボディが運営しており、医療・運動の両面から身体の悩みにアプローチしています。
更年期にめまいが起こる主な原因

更年期に感じるめまいの多くは、ホルモンや自律神経の乱れによるものです。
「突然フワッとする」「地面が揺れるような感覚」「頭がぼんやりする」といった症状は、体の内側で起こっている変化のサインかもしれません。
ホルモンバランスの変化による自律神経の乱れ
更年期に入ると、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌が急激に減少します。
このホルモンには、血管を広げたり、自律神経の働きを安定させたりする作用があります。
そのため、エストロゲンの低下によって血流が悪くなり、脳への酸素供給が一時的に減ることで、ふらつきやめまいが起こることがあります。
血流の悪化や首・肩のこり
デスクワークやスマートフォンの使用などで同じ姿勢を続けると、首や肩の筋肉がこり固まり、血流が滞ります。
頭へ送られる血液が不足すると、めまいを感じやすくなります。
更年期では筋肉量の低下や姿勢の崩れも加わり、血行不良が慢性化しやすいため注意が必要です。
ストレスや睡眠不足による体調の不安定
更年期は心身ともに変化が大きく、ストレスを感じやすい時期です。
ストレスが続くと交感神経が過剰に働き、体が常に緊張状態になります。
この状態では血流や酸素循環が悪くなり、めまいや頭重感、倦怠感などの症状を引き起こしやすくなります。
質の良い睡眠がとれないことも、不調を長引かせる原因の一つです。
更年期のめまい改善に「体を整える運動」が大切な理由

更年期のめまいは、体のバランスが崩れているサインでもあります。
ホルモンや自律神経の働きが不安定になると、血流や姿勢、筋肉の働きにも影響が出やすくなります。
そのため、薬や一時的な対処だけでなく、「体を整える運動」 で全身の巡りを良くすることが改善への近道です。
筋肉を動かして血流を促す
血液の流れが滞ると、脳への酸素や栄養の供給が一時的に減り、めまいを感じやすくなります。
軽い運動で筋肉を動かすと、血液を心臓へ戻す“ポンプ作用”が働き、頭部への血流がスムーズになります。
特に、ふくらはぎや太ももなど大きな筋肉を使う運動は、血行促進に効果的です。
体を動かすことで全身の循環が整い、めまいの予防にもつながります。
呼吸を整えて自律神経を安定
呼吸が浅くなると、自律神経が乱れ、体の緊張状態が続いてしまいます。
深くゆったりとした呼吸を意識することで、副交感神経が優位になり、体がリラックスモードへと切り替わります。
これにより血管が広がり、頭の重さやふらつき感が軽減されます。
呼吸を整える運動は、更年期の不調全般を和らげる上でも大きな効果をもたらします。
軽い運動が不安感をやわらげる
めまいが続くと「また起きたらどうしよう」という不安を抱く方も多いですが、軽い運動には精神的な安定をもたらす効果があります。
体を動かすことでストレスホルモンが減り、気持ちが前向きになります。
運動の後には心地よい疲労感が残り、睡眠の質も向上するため、体調のリズムが整いやすくなります。

ピラティスが更年期のめまいに効果的な理由

更年期のめまいを和らげるには、「自律神経を整える」「血流を良くする」「姿勢を整える」ことが重要です。
これら3つのポイントを同時にサポートできるのが ピラティスです。
呼吸と動きを連動させながら体を整えるピラティスは、更年期特有の不調をやさしくケアできる運動法として注目されています。
深い呼吸で自律神経を整える
ピラティスの基本となる胸式呼吸は、横隔膜を大きく動かして体の奥から酸素を取り込みます。
この深い呼吸は、自律神経のバランスを整えます。
めまいの多くは交感神経が優位になっている状態で起こるため、ピラティスの呼吸法でリラックスすることが、改善への第一歩です。
また、呼吸を意識することで気持ちが落ち着き、不安感の軽減にもつながります。
首・肩まわりのこりをほぐして血流を改善
長時間の同じ姿勢やストレスで固まった首・肩の筋肉は、頭部への血流を妨げ、めまいの原因になります。
ピラティスでは、肩甲骨や背骨をゆっくり動かしながら筋肉をほぐすため、首まわりの血行が良くなります。
特に上半身を中心としたエクササイズを続けることで、頭への血流がスムーズになり、ふらつきが起こりにくい体づくりができます。
姿勢を整え、頭への血液循環をスムーズに
猫背や前かがみの姿勢は、首や背中に負担をかけ、血液やリンパの流れを悪くします。
ピラティスは、背骨と骨盤の正しい位置を意識しながら体を動かすため、姿勢を自然に整える効果があります。
姿勢が整うことで頭の位置も安定し、脳への血液循環がスムーズになってめまいの軽減に役立ちます。
正しい姿勢は「体の軸」を安定させることにもつながり、体のふらつきを防ぐ効果も期待できます。

マシンピラティス・パーソナルレッスンで安全にコンディションを整える

めまいがある時に、無理に動くとかえってふらつきを悪化させてしまうこともあるため、正しい姿勢と呼吸を意識しながら、安全に体を整えること が大切です。
その点でおすすめなのが、マシンピラティスのパーソナルレッスン です。
マシンが体を支えながら動きを導いてくれるため、体調の波がある更年期でも安心して取り組むことができます。
専用マシンが無理のない姿勢をサポート
ピラティスマシンは、スプリング(バネ)の抵抗を利用して体を支える構造になっています。
マシンが体の軸を支えて安定させるため、深い呼吸ともに、正しいフォームでエクササイズが行えます。
安全に体幹を鍛えられるため、平衡感覚を整え、体の重心を安定させる効果が期待できます。
ピラティスはリハビリを起源とするエクササイズなので、運動経験のない方や、体が硬い方も安心して始められます。
体調やめまいの度合いに合わせた個別プログラム
パーソナルレッスンでは、インストラクターが一人ひとりの体調を丁寧に確認し、無理のない動きや呼吸法を指導します。
「今日は立ちくらみがある」「少し頭が重い」といった体の変化にも柔軟に対応できるため、安心して続けることができます。
その日の体調に合わせてメニューを調整することで、体に負担をかけずに血流や自律神経を整えることができます。
継続することで「めまいを起こしにくい体」へ
マシンピラティスを継続することで、姿勢が安定し、呼吸が深くなります。
筋肉のこわばりが解消され、血流と酸素の循環がスムーズになるため、めまいの起こりにくい体へと導かれます。
また、継続的に体を動かすことで気分が前向きになり、ストレス性のめまいにも効果的です。
体だけでなく心のバランスも整うことで、毎日を軽やかに過ごせるようになります。
まとめ

更年期に起こる「めまい」は、ホルモンバランスの変化や自律神経の乱れ、血流の悪化などが重なって起こる心身のサインです。
薬で一時的に抑えることもできますが、根本から整えるためには 「体のバランスを取り戻すこと」 が大切です。
ピラティスは、呼吸と姿勢を整えながら体幹を鍛える運動法で、自律神経を安定させ、血流を改善する効果があります。
深い呼吸によってリラックスし、首・肩まわりのこりをほぐすことで、頭への酸素供給がスムーズになり、ふらつきやめまいの軽減につながります。
また、姿勢を整えることで平衡感覚も安定し、体全体が軽く感じられるようになります。
さらに、マシンピラティスのパーソナルレッスン なら、専用マシンが体を支えながら正しいフォームを導いてくれるため、体調の変化が大きい更年期でも安全に続けられます。
その日のコンディションに合わせた無理のないプログラムで、自律神経と血流の両面から体を整えられるのが魅力です。
「最近、めまいが増えた」「体が重い」と感じている方は、ぜひ一度ピラティスを取り入れてみてください。
体を動かしながら呼吸を整えることで、心身のリズムが回復し、軽やかで穏やかな毎日が戻ってくるはずです。

この記事の著者・運営者:マシンピラティススタジオ ルルト










