姿勢改善

肋骨が開いている人必見!肋骨矯正ストレッチ・エクササイズを専門家が解説

肋骨が開いている人必見!肋骨矯正ストレッチ・エクササイズを専門家が解説

「鏡で見たときに肋骨が開いているのが気になる…」

「くびれのラインがきれいに見えず下半身が太って見えてしまう」

このような肋骨の開きでお悩みではありませんか?

体のラインをきれいに見せたい!とトレーニングやダイエットに取り組んでもうまくくびれやお腹周りがすっきり見えないとモチベーションが下がってしまいますよね。

実はそれは肋骨が開いていることが原因かもしれません。

肋骨が開いていると姿勢が悪くなり、体重が落ちても体のラインがきれいにならないことがあるんです。

肋骨の開きをそのままにしておくと姿勢が歪み腰痛や肩こりなど体に不調をきたす可能性もあります。

今回は理想的なボディラインを作りたい!という方に向けて開いた肋骨を矯正する方法をご紹介します。

  • 肋骨の開き簡単セルフチェック
  • 肋骨の開きによるデメリット
  • 肋骨が開いてしまう5つの原因
  • 肋骨矯正の簡単ストレッチ&エクササイズ

また本記事は医療知識を持った体の専門家である理学療法士が監修しています。

すぐに肋骨矯正に効果のある対処法が知りたい!という方は、以下をご覧ください。

当店は身体が変わる(ル)、最短ルート(ルト)のピラティスを提供する』というコンセプトのもと誕生したピラティススタジオ『ルルト』です。

専門家の技術で美しい姿勢にかえたい!という方は、最短で肋骨を引き締めたいならルルトをご覧ください。

肋骨が開いているか確認してみよう

体のラインがわかるように鏡の前に立って、脇のあたりから腰に向かってラインを確認してみましょう。

くびれが浅かったり、アンダーバストが細くなっていない場合は肋骨が開いているか可能性があります!

より正確に確認したい場合は、肋骨の開き【簡単セルフチェック】でもご紹介しています。

肋骨は、あばら骨とも呼ばれ、上半身全体を覆うようにしてついています。

以下の画像のように主に胸骨や背骨とつながっている24本の骨の総称です。

肋骨 | 看護師の用語辞典 | 看護roo![カンゴルー]

引用:看護roo!

肋骨は体を支えるだけでなく、主に以下の役割を持っています。

  • 内臓を守る
  • 横隔膜とつながり呼吸を行う
  • 背骨や肩の動きを滑らかにする
  • 血管、神経、リンパ管の経路

肋骨は意外にも役割が多く重要な体の部位なんです。

肋骨の形が歪んでしまうとその重要な役割にも影響が出てしまいます。

姿勢を見直すためにチェックすべきポイントを確認していきましょう。

  • 肋骨の開きを確認できるセルフチェック
  • 肋骨が開いてしまうというのは、どういう状態なのか

それぞれ順番に確認していきます。

肋骨の開き【簡単セルフチェック】

まずは、肋骨の開きをセルフチェックしていきましょう!

●肋骨の開きセルフチェック

  1. 鏡の前に肋骨が見える状態で立つ
  2. 紙やタオルなど90°の角があるものを用意する
  3. 左右の肋骨の間(胸骨下角)に当てる
  4. 90°の角に左右の肋骨沿っていれば正常
  5. 90°の角と肋骨に隙間があれば開いている

上記の項目に該当した方は肋骨が開いているかもしれません。

あくまでも肋骨が開いていることが問題ではないということを念頭に置いておきましょう。

そもそも肋骨が開いているとは?

肋骨が開いているかいないかは以下の画像のような基準に従って判断することができます。

左側が正常な肋骨、右側が開いている肋骨です。

姿勢のゆがみを整えたい - 自然整癒ウツロイ

引用:自然整体ウツロイ

肋骨は、体の後ろにある背骨、体の前面にある胸骨とつながり胸郭と呼ばれます。

そのうち、胸骨の先端部分と左右の一番下にある肋骨を結んだ線を胸骨下角と呼びます。

●胸骨下角の特徴

  • 左右の角度の合計が60~90°=正常範囲内
  • 左右の角度の合計が90°以上=正常範囲外(リブフレア)

上記のように胸骨下角の合計が90°以上であれば肋骨が開いていることになります。

肋骨は、背骨や胸骨との間でたくさんの関節を作っています。

一つ一つの動きがわずかでも全体としては大きな動きを作ることができます。

基礎解剖学】パーソナルトレーナーが知っておくべき『胸郭』の構造と基礎知識|藤元 大詩/FUJIMOTO TAISHI(講師/パーソナルトレーナー)|note

引用:note

なぜ肋骨が慢性的に広がってしまうか、その詳しい原因については肋骨が開いてしまう5つの原因で解説しています。

肋骨が開いてしまう5つの原因

肋骨が開いてしまう原因は人によって異なります。

間違った対処法を行わないためにもしっかりと確認しておきましょう。

  • 体が硬い
  • 筋力のバランスが悪い
  • 間違った体の使い方をしている
  • 姿勢が悪い
  • 自律神経が乱れている

それぞれ順番に解説していきます。

体が硬い

まず考えられるのは、運動不足やストレッチ不足などからおこる体の硬さが原因となる場合です。

肋骨は、呼吸をおこなうために必要な筋肉がたくさんついている場所です。

「呼吸筋」を鍛えて「良い呼吸」を手に入れよう

引用:ヘルシスト

しかし、普段運動不足だからと言って呼吸筋が硬くなったり、縮んでしまうということは珍しいです。

影響として大きいのは、姿勢を保つ筋肉である

  • 広背筋(こうはいきん)
  • 前鋸筋(ぜんきょきん)
  • 腹斜筋(ふくしゃきん)

などが硬くなって肋骨を開かせてしまうことが考えられます。

このような場合にはストレッチが有効的です。

本記事後半の肋骨矯正をセルフで【簡単ストレッチ】でもご紹介しています。

筋力のバランスが悪い

筋力のバランスが悪いと体の前後だけではなく左右の歪みやねじれも生じてしまいます。

背骨が偏った場合、肋骨にも大きく影響するため結果的に肋骨が開いてしまいます。

肋骨は、猫背や肩が前に出てくるような姿勢で開いてしまうため、肩や頭が前に出ないようなお腹や背筋を鍛えておくことが大切です。

本記事後半の肋骨矯正をセルフで【簡単エクササイズ】で方法をご紹介しています。

間違った体の使い方をしている

普段の生活で何気なく以下のような体の使い方をしていませんか?

  • スマホを触るときにテーブルに同じ側の肘をついている
  • いつも同じ足を組んでいる
  • いい姿勢を意識しようと腰をやや反らしている
  • 長時間デスクワークを行っている

上記の要素は全部肋骨を開かせるようなストレスのかかる動作です。

動作が習慣化されている場合は、しっかりとストレッチでケアすることが大切です。首が前に出やすかったり、背中が丸くなったりする動作は特に注意しましょう。

姿勢が悪い

肩掛けバッグや衣服がいつも片側だけ落ちてしまう場合は姿勢が歪んでいるかもしれません。

姿勢の歪みは、慢性的な習慣が起こることがほとんどなので、猫背や反り腰など過度の姿勢の歪みは、肋骨を開かせる原因となります。

以下の画像を参考に姿勢を確認してみましょう!

あなたの姿勢は大丈夫? 「猫背」「反り腰」をセルフチェック!! | かわしま鍼灸整骨院 太宰府院

引用:かわしまはりきゅう整骨院

自律神経が乱れている

自律神経の乱れも肋骨を開かせる原因となります。

自律神経には、以下の2つの神経があります。

  • 交感神経…体をアクティブに働かせる神経
  • 副交感神経…体をリラックスさせる神経

上記2つの神経の働きが乱れると体に偏った緊張感が生まれてしまいます。

すると体が硬くなったり、呼吸が浅くなったりして肋骨が硬くなる原因となります。

●自律神経の乱れのサイン

  睡眠の質が落ちた

  体に疲れが残りやすい

  • 気が付くと肩に力が入っている
  • 口呼吸が多い
  • ストレスが溜まりやすい

自律神経が乱れている方は、アロマで匂いからリラックスしたり、ヨガのリラックス効果のあるチャイルドポーズなどもおすすめです。

ずぼらヨガ】でリラックス! 寝る前にオススメの3ポーズ | ananニュース – マガジンハウス

引用:ananweb

肋骨が開いているとお腹痩せは厳しい?

お腹周囲が痩せにくいのはくびれができにくい寸胴体型であったり、アンダーバストが細くなりにくくバストアップが難しく感じている女性も肋骨が開いていることが関係しています。

くびれはだれでもつくれる!?くびれの謎を徹底解明|Diet Labo - ダイエットラボ|ショップジャパン

引用:ショップジャパン

上記の画像のように肋骨が開いていると肋骨の最下部と骨盤までの距離が狭くなってしまいます。

くびれができるポイントは肋骨の下部になるためくびれができる前に骨盤となってしまい、くびれを作るスペースがなくなってしまうのです。

近年はトレーニングブームやボディメイクへの関心が高い方が多く、女性だけでなく男性にも当てはまります。

肋骨矯正をセルフで【簡単ストレッチ】

ここまで肋骨が開いてしまうメカニズムから原因まで解説してきました。

ですが、歪みを確認できても具体的に何をすべきか不安になってしまう方も多いと思います。

そんな方におすすめなのは肋骨矯正です。

肋骨矯正とは、肋骨の開きの原因となる硬さを主とした問題を改善していくエクササイズになります。

ここからは理学療法士の視点から、肋骨矯正効果のあるストレッチを3つご紹介していきます。

※運動中に体に痛みやしびれなどの症状が出た場合は、運動を中止しましょう。

キャットストレッチ

キャットストレッチは、猫のような姿勢で体を丸め、背中にある脊柱起立筋や広背筋を伸ばすストレッチです。

広背筋や脊柱起立筋がストレッチされることにより猫背改善にもつながります。

脊柱起立筋や広背筋が硬くなってしまうと腰痛にもなりやすく、胸が開くような姿勢になりやすいためしっかり伸ばしていきましょう。

開始姿勢:四つん這い

  1. 四つん這いで手と太ももは床に垂直になるようにする
  2. お腹をのぞくように背中を丸める
  3. 30秒間大きく呼吸を繰り返す

POINT:みぞおちを体の奥にしまうよう意識する

この運動はキャット&ドッグとも呼ばれ、背骨の柔軟性を上げるのにも効果的です。

わきの下のストレッチ

脇の下にある前鋸筋と呼ばれる筋肉を伸ばしていきます。

前鋸筋は腕を前に突き出すような筋肉で、硬くなると肋骨が開く原因を作ってしまいます。

開始姿勢:横向きで寝た姿勢

  1. 肘を立てるように床にまっすぐ伸ばす
  2. 下側の膝を曲げて、上側の足は伸ばす
  3. 体を少し持ち上げて上側の手を大きく上げていく
  4. 脇の下が伸びているのを感じながら30秒間キープ

POINT:下側のわきは縮めて上側のわきは伸ばす意識で行う

背中とわき腹を伸ばすストレッチ

背中にある広背筋と脇腹にある腹斜筋を伸ばすストレッチです。

肋骨の後面から側面が伸ばされることで肋骨を閉じる余裕を作っていきましょう。

開始姿勢:片方の足を開くように伸ばして座った姿勢

  1. 片方の足を外側に開く
  2. 足を開いた側の手で反対側のわき腹から骨盤を抑える
  3. 伸ばした足の方にゆっくりと上体を倒す
  4. 脇腹が伸びるのを感じながら30秒キープ

POINT:お尻が浮かないように骨盤をしっかりと押さえる

肋骨矯正をセルフで【簡単エクササイズ】

しっかりとストレッチで体を伸ばしたら、肋骨を締めてくびれを作るエクササイズを行っていきましょう。

自宅で簡単に行えるのでぜひやってみてください。

※運動中に体に痛みやしびれなどの症状が出た場合は、運動を中止しましょう。

お腹引き締めエクササイズ

ピラティスの動きを使った体幹のエクササイズです。

腹斜筋を鍛えることにより肋骨を下方向に引き締めることができます。

開始姿勢:膝を立て座った姿勢

  1. 骨盤を立てて手を前ならえ
  2. 息を吸って背筋を伸ばし吐きながら上半身を後ろに引く
  3. 体を捻るように片方の手を横に開く
  4. 前に手を戻したら②の姿勢に戻り反対も行う

POINT:体制が崩れないように手を遠くに伸ばしましょう

エルボーサイドプランク

脇腹にある腹斜筋を活性化させるトレーニングです。横向きで行う運動なので集中的に引き締める効果が期待できます。

またきれいなウエストをつくるにも腹斜筋を引き締めるのは効果的です!

呼吸は先ほどと同じように、吐くときに膝を下ろす、上げるときに吸いましょう。

開始姿勢:横向きに寝た姿勢

  1. 方の下に肘がくるようにする
  2. 下のわき腹を引き上げる
  3. 息を吸った時にお尻を持ち上げる
  4. 再度吸う息に合わせて膝を開き吐く息で膝を閉じる

POINT:膝を開いたときに体が回らないように注意しましょう

肋骨を引き締めて姿勢を整えるならピラティス

ここまで肋骨を引き締めるために必要なストレッチやトレーニングをご紹介してきました。

肋骨を引き締める方法は分かったけど、姿勢も一緒にきれいにしたい!という方もいらっしゃると思います。

実際にご紹介した肋骨矯正に効果のあるやり方をやってみても結果が実感できる方とそうでない方がいらっしゃいます。

なぜなら、姿勢をきれいに整えていくには以下のポイントが大切なんです。

  • 自分の体の改善すべきところがわかる
  • 正しい使い方
  • 左右でバランスの良い筋力
  • しなやかで安定した体づくり

上記のようなポイントを抑えられるのがピラティスです。

ピラティスはもともと、怪我をした方のリハビリ用に考案されたエクササイズです。

ピラティス特有の胸式呼吸は、しなやかな肋骨を作りながら安定した体幹で姿勢をきれいにすることができます。

ピラティスのことをもっと知りたいという方は以下の記事をご覧ください。

最短で肋骨を引き締めたいならルルト

近年は筋トレやヨガブームでありながらも長く通い続けなければならないと悩む方も多いです。

ピラティスも同じように長く通う必要があると思う方もいらっしゃると思います。

ですがご安心ください。

当スタジオ『ルルト』では、最短できれいな体づくりをしたいという方は、高い技術と専門性を持ったスタッフがいる専門のスタジオを選ぶことをおすすめします。

個人で行うには長い期間通わなければいけなかったり、回数が多い場合は、モチベーションが保ちにくくコスト面でも負担が大きくなってしまう恐れがあります。

そういった不安要素を最小限にできること追及した結果、

『身体が変わる(ル)、最短ルート(ルト)のピラティスを提供する』

というコンセプトのもと当ピラティススタジオ『ルルト』が誕生しました。

●ルルトがおすすめできる理由

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まとめ

今回は、肋骨が開いていてしまう原因から効果的な対処法までご初回してきました。

最後に今回の内容をおさらいしてみましょう。

  • 肋骨が開いてしまうのには体の硬さと筋力のアンバランスさが影響している
  • 肋骨が開いているとダイエットにも悪影響する
  • 肋骨矯正するには自宅で行えるストレッチやエクササイズがおすすめ
  • 肋骨を矯正しながら姿勢をきれいにするにはピラティスが効果的

肋骨に歪みがあったり姿勢が悪いと感じた場合には、肋骨以外にも姿勢を悪くするポイントがあることも多いです。

姿勢を見直すきっかけとして肋骨の開きを抑えるのはとても効果的です!

全体を改善していきたい場合は、ぜひピラティスを行うことをおすすめします。

戸田先生

一人で行うのが難しいと感じたらお気軽にお問い合わせください!

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