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必読!独立・開業を目指すピラティスインストラクターなら知っておきたいコツや注意点

必読!独立・開業を目指すピラティスインストラクターなら知っておきたいコツや注意点

習い始めたピラティスのおかげで、すっかり健康になったという人のなかには、インストラクターの資格をとって、人に伝える側になりたいという人もいるでしょう。

世の中の役に立つために、いずれは独立・開業を目指す人もいます。

本記事はこれからインストラクターとして活躍される人に向けて、独立・開業する前に知っておきたい情報をお届けします。

ピラティスインストラクターが独立・開業するための6つのステップ

どこかのスタジオに所属して、インストラクターとして成果が出てくると、「独立・開業して自分のお店を持ちたい」という気持ちを抱く人がいます。

その際には、以下の6つのステップを踏んでいくといいでしょう。

ステップ1. 開業する場所を決める

ピラティスインストラクターとして独立・開業する場合、まずどのような形式でレッスンを提供するかを決めましょう。

対面でレッスンを提供する場合

  • 都度レンタルスタジオを借りる
  • 自宅スペースを活用する
  • テナントを借りる

3パターンが考えられます。

また、オンラインでレッスンを提供するのであれば、そこまで大きなスペースは不要でしょう。

レッスンを提供する形式が決まれば、その形式に合った場所を決めていきます。

ステップ2. 事業事業計画を立てる

ピラティスのレッスンを提供する場所が決まれば、具体的な事業計画を作成します。

いきなり詳細な事業計画を作るのは難しいので、最初は簡単なものでも構いません。

提供するレッスンの料金を設定し、どれくらいの来客を想定しているのか数字で設定して、見える化していくことが重要です。

資金調達で融資を検討する場合は、詳細な計画を求められることもあるので、その場合は担当者に相談しながら作成するといいでしょう。

ステップ3. 必要な資金を計算し資金を調達する

事業計画が作成できたら、必要な資金の計算を行いましょう。

テナントを契約する費用や、内装や備品にかかる費用など、細かく算出することをおすすめします。必要な資金が明確になれば、どこから調達するかを考えましょう。

自己資金だけで賄えれば問題ありませんが、足りない場合は金融機関や公庫から借り入れることを考えましょう。

補助金や助成金が使える場合もあるので、事前に調べておくことをおすすめします。

ステップ4. 物件を契約し開業届を提出する

事業計画と資金調達の目処がつけば、必要に応じて物件を契約し、税務署に開業届を提出しましょう。

開業届の提出期限は「事業の開始日から1ヶ月以内」となっていますが、過ぎたとしても罰せられるわけではありませんので、安心してください。

不明な点があれば、税務署に連絡して聞いてみるといいでしょう。

ステップ5. 集客の開始

独立・開業をしたピラティスインストラクターが最も苦労するのが、「集客」といえるでしょう。

主な集客方法としては

  • ホームページやSNSを使用したオンライン集客
  • チラシやフリーペーパーを使った集客
  • 紹介や口コミを活用した集客

などが考えられます。

さらに費用をかけて広告を出すという方法もあります。

開業した場所や捻出できる費用に合わせて、適切な方法を選びましょう。

ステップ6. 顧客や経理の管理を行う

独立・開業したピラティスインストラクターは、良いレッスンを提供するだけではいけません。

毎月の新規顧客がどれくらいいるか、どれくらいの顧客がリピートしているか、1人当たりのレッスン参加数はどれくらいかなど、顧客について数値で管理する必要があります。

また広告費や光熱費などのランニングコストがどれくらいかかっているかを管理しなければなりません。

数字は苦手だといって目を背けていては、気づけば資金が底をついていた、なんてことになりかねません。

独立・開業を成功させるための3つのコツ

ここまで独立・開業をするためのステップについてまとめました。

さらに成功確率を上げるためには、以下の3つに取り組むといいでしょう。

コツ1. 客層を意識した内装にする

まず、メインの客層を決定します。

年齢層男性も参加可能にするのかなどを明確にします。

このとき、誰でも良いと考えるのはおすすめしません。

全ての人にいい顔をしようとすると、誰からも選んでもらえなくなるからです。

メインの客層が決まれば、その客層に受けるような内装を考えましょう。

その客層の人たちが好むお店を参考にするのもおすすめです。

コツ2. 優良顧客になってもらう工夫をする

一度来ていただいた顧客に、リピートしてもらったり、友人を紹介してもらったりするには、顧客との関わりを強化することが重要です。

密なコミュニケーションをとったり、LINE公式アカウントを活用して会員向けの情報発信をするなど、工夫をするといいでしょう。

コツ3. 見込み客とつながる窓口を用意する

ピラティススタジオも数多くあるなかで、見込み客がどこから問い合わせをすればいいのかわからない状態になっていれば非常にもったいないです。

XやInstagramなどのSNSのアカウントを作成するのはもちろん、HPなどを作成して、見込み客と繋がれる窓口を作っておくといいでしょう。

独立・開業する際に気を付けたい3つの注意点

実際に独立・開業をしていると、後からこうしておけば良かったと思うような場面があります。

そのなかから、特に注意したい3つの点についてまとめます。

注意点1. 保険には入っておこう

実際にレッスンをしていると、思ってもいない事故が発生する場合があります

顧客がケガをしたり、顧客の持ち物を破損させてしまったりすると、治療費や慰謝料で想定以上の費用を請求されてしまいます

適切な保険に入っていれば、その費用が補償されるため安全です。

開業する際には専門家に相談して、適切な保険に入っておくようにしましょう。

注意点2. 競合店との差別化を考えよう

自分の店舗をオープンする際に、近隣に似た店舗があると顧客の奪い合いになってしまいます。

そうなると価格競争が生まれて、単価を下げなければならなくなりじり貧になってしまいます。

開業する場所近辺にどのような競合店があるのかを調査し、その店舗にはない強みをアピールするようにしましょう。

注意点3. 人との縁を大事にしよう

独立・開業した当初は、経費を抑えるために何でもかんでも自分でやろうとしてしまいがちです。

そうすると本来行うべき業務が滞り、顧客に提供するレッスンの質を下げてしまうことにつながります。

もし相談する人がいないという場合であれば、地域の異業種交流会に参加するなどして、信頼できる専門家とつながることを意識してみましょう。

困ったことに手を差し伸べてくれるかもしれません。

また、店舗を持って事業を行う場合には、近隣の事業者とのつながりを大事にしましょう

仲良くなれば顧客を紹介してくれたり、チラシを置かせてもらえたりなど、あなたの味方になってくれるでしょう。

まとめ

本記事では、ピラティスインストラクターとして、将来的には独立・開業を考えている人に向けて、具体的な開業までの流れと、成功するためのコツや、失敗しないための注意点についてまとめました。

ピラティス事業に限らず、独立・開業した人のうち、長く継続できる人は限られています。

長く事業を行うためには、事前の準備がとても重要です。

本記事を参考にして、長く活躍できるピラティスインストラクターを目指し、今からしっかりと準備をしてみてくださいね